-- エアコンレトロフィット2 --
まず2本つながっている配管と、1極のカプラーを外しておきます。 配管は14mmのボルト1本で固定してあるだけなので、外すのはさほど難しくないですが、外した時に配管内に汚れが入らないように気をつける必要があります。 サっとビニール袋をかぶせておけばいいでしょう。
次にコンプレッサー用のファンベルトを外しますが、V6車の場合ファンシュラウド、ファンを外す必要がありますので、センティアファン装着を参考にしてください。 そしてコンプレッサー本体を固定している2本のボルト(左写真の○。)を外せばやっと取り外し完了!のはずですが、ボルトを外してもかなり動きが渋いので、ゆっくり揺らしながらブラケットから切り離し、ラジエター側へと移動させればめでたく車外へ。 |
|
コンプレッサー上、赤いシールの右上に12mmのボルトがあるのですが、ここがどうやらエアコンオイルの注入/排出穴のようです。 コンプレッサーを降ろすことなくオイル補充ができるようになってるんですね。(たぶん・・・) 洗浄と同時に、残っているオイルをできるだけ抜いておきます。 |
|
オイルを入れたらボルトをきっちり締めて、コンプレッサーを元通りに組み付けます。配管のOリングは大小あり、大きいほうは純正品(ZEXEL)、小さいほうはDENSOの90099-14120(\150位)を使用しました。オイルを塗るのを忘れずに。 外しておいた部品を元通りに組み立てたらコンプレッサー周りは完了! |
|
左の写真のセットはそのアダプターの含まれたDENSOのレトロフィットキットで、トヨタ部品で買うことができます。(品番:04884-33080 \3,000) 内容物は 1.チャージバルブ高圧側用 2.チャージバルブ低圧側用 3.レシーバードライヤー+Oリング(トヨタ車用) 4.コーションシール、コーションラベル で、使用するのは1、2、4です。3は合いませんので、もったいないけどゴミ箱行き…
チャージバルブの装着手順は、 |
|
その後なるべく早く電装屋に持ち込んで、真空引き・ガスチャージをしてもらいます。 費用は4,000-6,000円位。大抵いきなりの持ち込みでもOKだそうですが電装屋にもよりますので、事前に電話を入れて、ついでに値段を聞いておくといいかと思います。(今回は\5,500でした) 真空引きには20分くらいかかりますが、その時Oリングなどの密閉不良があった場合には分かるそうなので、どんな具合か聞いてみるといいかもしれません。 気になるR134aの注入量は今回は600gで適当になったそうです。MyルーチェのR12の規定量は750gですが、R134aを同量入れてしまうと圧力がR12に比べて高くなりすぎてしまうので、8割くらいに抑えるのが目安だそうです。
さて結果ですが、全く問題なく冷えてます。確かにR12よりも冷えは悪いような気がしますが、低い温度設定にしておくと10月の暑い日でも寒いほどになります。 |
ほんとはレシーバードライヤーも交換したほうがいい部品だそうです。
形状が近いHDセンティア後期(R134a車)のものが使えそうだったので、ためしに解体屋で買ってみたのですがXでした。
位置決めピンの位置が異なるのと、出口と入り口が逆なようです。センサーやサイズはぴったりだったので惜しかった…
<左:ルーチェHCSS 右:センティアHD5S>