-- トランクと助手席足元の雨漏り --



2009年頃からトランクの雨漏りが始まりました。
フェルトの貼ってある巨大なトランクマットが濡れると、乾かすだけで一大事。
テールランプの付近が濡れるので、ランプのパッキンを交換してみましたが、雨漏りは止まらず・・・
トランクに入ってのチェックもしてみても特定できず悶々としてましたが、OZAKENさんのご指摘により一挙解決。

2011年に入って今度は助手席の足元が水溜りに・・・。
こちらは自力でなんとかなりました。
以下顛末です。

まずはトランクの方。
OZAKENさんにご指摘いただいた、トランク開口部のパネル合わせ部(赤く囲んだ部分)です。

この合わせ部のシーラーが割れているのは以前から気づいていて、簡単にタッチアップもしていたのですが、ここから水が入るとは全く予想していませんでした。

この写真は、腰上塗装の前に錆の様子を撮影した時のものです。

錆を削った後です。
この後、亜鉛塗料を塗って塗装屋さんに預けました。

塗装から帰ってきた後の画像です。
この頃から雨漏りが止んだので、あれ?と思っていました。
合わせ部が塗料で埋まって、雨の侵入が止まったんですね。

この合わせ部からの水の浸入があるとトランク内側が錆びるとのことでしたので、内側もチェック。
すると、見事に合わせ部分から錆がでてました。
写真は右側ですが、左側も同じような状態でした。
これでやっととランクマットが敷けます。

次はトランクウェザーストリップの交換を考えていたところだったので、OZAKENさんのご指摘は大変助かりました。
ありがとうございました!

今度は助手席です。
ある日、助手席のフロアマットが水浸しになっていました。
雨が降った後だったので、雨水のようです。
雑巾で水を吸っては絞る・・・の繰り返しはけっこう辛いものがありました。

フロアカーペットは防水のはずですが、劣化のせいかECU付近まで水浸しに・・・

ガラスやボディのシール不良を疑いましたが、ブロアモーターを外して水をかけてもらったところ、原因箇所を発見しました。
画像は、ブロアモーターを外した穴から上に向けて撮影したものです。
赤く囲んだ黒い部分から、雫が滴っていました。

この黒いものは何かというと・・・

ワイパーカウルの下にあるグロメットです。
この小さいグロメットの隙間からこんな量の水が入るとは思っていませんでした。
よく水が溜まる部分のようで、ゴムが劣化すると一滴/1秒以上の雨漏りにもなります。

写真左上にあるワイパーカウルのネジの受け部分も、防水のスポンジが劣化すると雨漏りの原因になりそうです。
ついでに交換します。

カウルのネジの受けはニッパーとペンチで壊して外しました。

グロメットの部分には部品が入荷するまでガムテープを貼っていましたが、その間の雨漏りはありませんでした。

ネジの受けはキノコがバンザイしたような形です。
手の部分を上手くごにょごにょすれがスマートに外れそうですが、狭い部分なので大変そうです。

グロメットをただ嵌めるだけでは不安だったので、シーラーを併用してみました。
もちろん、嵌めるだけでも全く問題ありません。

結局、ネジの受けにもシーラーを塗りたくってしましました。
かなり悩まされたせいもあって、少し病んでます。

これで雨漏りは直りました。

グロメットの品番は、0118-56-242B(ドレーンプラグ)。
ネジの受けは、H260-50-6K8(ウィンド モール グロメット)です。
2つで数百円で、全車に適合すると思います。

ここからの雨漏りがあると、ブロアモーターが錆びるようです。
以前から少し錆が気になってはいたのですが、盛大に雨漏りするようになると画像のようにガビガビになりました。


ついでにモーターの蓋を開けてみたところ、ブラシのカスが大量に溜まっていました。
たまには外して掃除してみるのも良いかもしれません。
蓋のベアリング部分には油を吸わせるフェルトがあるので、エンジンオイルを数滴入れました。