-- ヘッドライトリレー装着 --


ルーチェのヘッドライトには、リレーが使用されていません。
つまり、バッテリーの電源からヒューズを経由して、ヘッドライトスイッチでスイッチングされ、再び車体前方のヘッドライトに給電されます。これでは配線抵抗による電圧低下でヘッドライトが暗くなってしまいますよね。
そこで、市販のヘッドライトリレーを入れてみました。

ちなみにロイヤルクラシックのオートライトシステムにはリレーが使用されていますが、結局はヘッドライトスイッチでスイッチングされますので、効率に大差はないかと思います。

これが製品です。サンヨーテクニカの新製品のようです。
品番はGT-5000B、購入価格は2,980円。
いろいろと噂が絶えないメーカーですが、この製品に関しては単純な構造なので問題ないかなと…

H4用のコネクタとリレーを使えば自作できますが、コストに大差はないようです。

裏面に描いてある接続図です。
若干の手間と注意が必要ですが、なんとかなりそうです。

ヘッドライトを外します。
グリルとスモールランプを外し、メッキのモールをずらしてヘッドライトユニットを手前に引っ張り出し、コネクタを外します。

防水キャップを外すと、バルブとコネクタが見えます。
この純正コネクタを、リレー付属のコネクターに差し替えます。
ただ、見て解るように純正のコネクターは防水キャップ内のみで使われることを前提としているので、いかにもショートしそうな構造です。

リレー装着後は防水キャップ外に出されますので、ショートしないようにビニールテープの巻き付けが必要です。

リレー側のコネクタをバルブと接続します。
純正コネクタの配線と同様、防水キャップ内側の溝に配線を通します。
また、リレー側のコネクタには、配線を引っ掛ける部分がついていますので、きちんと整えておきます。

リレーは付属の両面テープで固定します
場所はヘッドライト下側にしました
防水の面ではベストな位置ではないかもしれませんが、ハーネスの長さが限られているのと、フラットな部分がなかったので妥協です。

大体こんな感じで、両方のヘッドライトにリレーを装着します。
あとは左右のリレーを繋ぐ配線をし、バッテリーの+と−に接続すれば完成です。

さて、ヘッドライトのスイッチを入れてみると、「カチ」と小さなリレー音がして無事にライトが点灯しました。

問題の明るさですが…はっきりとは分りません。かなりの鈍感なもので…
ただ、明るくなったといわれればそうかもしれません。カットラインが妙にクッキリとしています。
間違いなく明るくはなっているはずなので、それだけで十分です(^^;

このようなシステムは旧車の光量対策では一般的ですし、効果はそれなりにあるのだと思います。
また、H.I.D.化される場合であっても、発光の安定性向上に役に立つと思いますし、ヘッドライトスイッチの寿命向上にも寄与するものだと思います。

というわけで、過度の期待は禁物ですが、暇なときのDIYとしては決して悪くないと思います。
もし取り付けられたときは、インプレッションをお願いしますね。