-- フロントブレーキディスクの交換 --

 今のルーチェ、かなりブレーキディスクに負担をかけていたらしく、ブレーキを踏むたびに
カックンカックンと制動力にムラが出ていました。
今回、交換することができましたので紹介します。

これから交換する新ブレーキディスクです。
実はルーチェのフロントディスクは、ホイールベアリング、リテーナー、オイルシール、ABSセンサー(オプション)などが圧入で組みこまれていて、ディスクを交換する場合はこれらの部品を含むASSYで交換しないといけません。
しかもそれぞれの部品をプレスで圧入しなければならないので、個人では難しいかと思います。今回はH君さんのご厚意で・・・ありがとうございますm(_ _)m

まずタイヤを外します。
そしてディスクの真ん中にキャップが付いているので外します。
叩き入れてあるだけなので、隙間を貫通のスクレーパーをハンマーで叩けばだんだん抜けてきます。
写真は外したところ。

キャップが外れたら、中にナットが見えます。そのナットの一部がカシメてあるので、そこを起こせばナットが緩むようになります。起こさなくても無理やり回せばいいという話も…

32mmのソケットを使って緩めます
写真ではタイヤを付けていますが、付けていなくても安定した場所でジャッキスタンドをかけておけば大丈夫です。
ソケットレンチは1/2"ドライブのものと、長い延長パイプを使いました。

キャリパー裏のボルト2本を外してキャリパーを外し、上に書いたナットを外せばディスクASSYが外れます。
今回はディスクに段付き磨耗があったので、まずブレーキパッドを外してからじゃないとキャリパーは外せませんでした(^^;

ハブの右上の出っ張ってるものは、ABSのセンサーだそうです。鉄粉が付いているので洗浄しておきました。

あとは新品のディスクを付けて、逆の手順で組みつけます。
ハブの32mmナットの締め付けトルクは10-18kg-mなので、ホイールナットと同じくらいです。13kg-mで締めました。

前と同じようにナットをカシメて、キャリパー、センターキャップ、ホイールを付けたら完成!


結果:バッチリ直りました!
    何の違和感もなく、スーっとスムースに停まれるようになりました。
    リアのディスクもボロボロだったのですが、制動力のムラの原因はフロントだったようです。
    ディスクやベアリングなどの部品はかなり高価ですが、かなり効果ありです。(だじゃれじゃなくてホントに)









古いディスクを見てみました。
金具を当ててみると、裏・表共に1mm以上の隙間ができました。
もしかして、キャリパーに不具合でもあるのでしょうか?
リアのディスクも同じように磨耗していて、買った時はパッドも残りがほとんどなく、ホイールはブレーキダストで真っ黒でした。

リアのディスクは単体で外すことができるので暇なときに研磨に出そうかと思います。









ちなみに右のタイヤハウス、以前のABSユニットからのフルード漏れが原因でサビサビになっていました。しっかりサビ止めしておきました(^^;