-- ATフルードの交換 --
残った4本のボルトの内の2本を緩めていくとATFが流れ出るので、オイル受けを用意しておきます。最後には4本ともボルトを外しますが、片手でオイル入りのオイルパンを支えて、もう片方でボルトを緩めないといけません。失敗するとATFをかぶることになります。
磁石部分のアップ。 前のHCFSも同じくらいの距離でオイルパンを外したのですが、それよりもかなり多く鉄粉が付着していてウニ状態になってました。3000の大パワーのせいでしょうか。 どう見ても飽和状態で、これ以上吸着しそうにありません。外してみてよかったー。
オイルパンからガスケットを剥がし、中性洗剤で水洗いした後、パーツクリーナーで洗浄・脱脂。 あとは新品のガスケットを挟んで取り付けます。 今回はシリコン系の液体ガスケットを併用してみました。
オイルパンに液体ガスケットを塗ったら、新品ガスケットを載せて、さらにその上にも塗ります。
<液体ガスケットはオイルパンが歪んでいる場合等以外は本来不要です。 液体ガスケットを塗ったら、乾かないうちにミッションに取り付けます。ミッション側の当たり面も脱脂しないといけませんが、上の方からどんどんATFが垂れてくるので適当にしておきました。
元通りボルトで締めていきます。 ボルト14本中1本だけ短いボルトが使われていますので、そのボルトは上の図の○の部分に使います。締めつけトルクが強すぎるとオイルパンが歪んでオイル漏れをおこしますので、ほどほどにしておきましょう。 ステーも忘れずに元に戻しておきます。
結果:ATF漏れはピタリと収まりました! ロックアップ時のショックも滑らかになりました。
どんな高性能なオイルチェンジャーでもオイルパン内は洗浄できませんので、多走行のルーチェは一度やっておけば安心かと思います。今後しばらくは普通に上抜き交換で大丈夫ですね。
オマケ画像 右の青い枠が、ATFのレベルゲージで、左の赤い枠がオイル吸い込み口です。 レベルゲージがL付近になると、冷間時・コーナリング時に簡単にエアを吸ってしまいそうです。お気を付け下さい。 なお、今回使ったATFはWAKO'SのD-IIIでした。
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