-- ATシフトレバーのガタを修復 --
今までMT車だったのでAT車に乗り換えたとき、シフトレバーのガタの大きさに驚いたんです。
Ohsakiさんに教えていただいた方法で直してみました。
なお、この作業をされるときは、必ずパーキングブレーキを確実にかけておいてください。

センターコンソールの両サイドにあるネジ6個を外して後ろ側から持ち上げます。
この時シフトレバーを「S」あたりにいれておきます。
前方に3箇所くらいのカプラーと、2つの電球で繋がってますので、丁寧に外します。カプラーはポッチを押して引き抜き、電球は回して外します。
それらを外したら、邪魔になるのでセンターコンソールを一旦車外に出します。

*一旦、前方の灰皿を外した後、シフトレバー周辺のウッドパネルを上に持ち上げて(クリップで留めてあるだけです)外してから、AAS、シガーライター、電球のカプラーを外した方が、上記の方法より楽かと思われます。
上の方法だと、持ち上げたコンソールの下でカプラーを抜いたりしないといけないので…

そして、上の写真の「水色の点」位置に有るボルトを外さないといけないので、周囲のカーペットを少し切ります。


10mmのレンチでボルト4本を外したら、そのままレバーを上に持ち上げ、一番下にある黒いゴムのシールをはがします。ゴムのシールにはネジ穴にスリーブが入ってるので落とさないように気をつけてください。
レバーはリンクでミッションに繋がっていますが、前期型の場合はそのまま作業できます。
レバーの付け根、ゴムシールのすぐ上に問題のブッシュが見えるはずです。が、シフトレバーが大きくガタついてる場合は、跡形も無くなってると思います。私の車の場合も、劣化で茶色の粉状になって跡形もありませんでした。
ブッシュの芯になるシャフト(12mmボルト&14mmナット)を抜いてから、新品のブッシュ(写真の青いモノ)を穴に入れます。
この時すこしブッシュの入りが悪いので、シリコングリス等を塗って おくと安心だと思います。
新品のブッシュは、2つで¥600程度です。
品番:S231-46-085 数量:2


*後期型だと、シフトロック機構が付いているので、ATのリンクの繋がった状態でブッシュ交換するのは困難かと思います。私の場合、シフトレバー前方にあるインターロックケーブルを12mmのスパナで外し(ナットの位置でスイッチの押し具合が変わるので、ずれないように注意!)、ATのリンクも外して(Rピンを抜く。ワッシャーを落とさないように注意!)からシフトレバーASSYだけの状態にして作業しました。シフトロックのアクチュエーターを固定するネジ(7mmナットと+ネジ。堅い!)を緩めてアクチュエーターのリンクを外して、シフトレバーを90度回転させた状態でブッシュを入れて、元に戻します。試行錯誤でかなり大変だったような…
組み上げると、レバーの動きがすごくスムーズになり、ガタが無くなるので「Pレンジに入れててもエンジンがかからない」状態にはならなくなりました(笑)
ついでにシフトボタンの可動部分にもグリススプレーをしておけば、ボタンの感触も良くなります。お試しを!