-- ABS撤去(後期V6版) --



今ではついてて当たり前のABS。
ルーチェでは、ロイヤルクラシック、リミテッドGTに標準装備、リミテッドにオプション設定されています。

ABSとしてはごく初期のものですが、きちんと仕事をしてくれます。ただ、唯一大きな問題が…
なんと、アクチュエーターからフルードが漏れることがあります。

私のGTは購入時からフルード漏れ漏れでして、そのせいで右フェンダーの裏表共に塗装が酷いことになってました。
その後、部品取り車から外した中古アクチュエーターに二度交換しましたが、いずれも数年のうちに漏れ漏れに・・・。

漏れない固体は漏れないようなのですが、私の車体に載るとことごとく漏れ始めます(エンジンルーム温度が高いせい?)。
補修部品が後期V6用で20万円ほどするのと、交換したところでまた漏れてしまうのも嫌なので、いっそのこと撤去してしまうことにしました。

以下に必要な部品などを記載しますが、うろ覚えの覚書程度の内容です。
ABSは有るに越したことが無い装備なのですが、嫌になったら外せます…ということで、ご参考までに。


必要なものその@
・タンデムマスターシリンダー(H266-43-400A \28,200)
非ABSのV6エンジン車用のマスターシリンダーです。
マスターバックは共通なので、そのまま使えます。

必要なものそのA
・デュアルプロポーションバルブ(H266-43-900A \7,570)
マスターシリンダーの脇に付いているプロポーショニングバルブは特性が異なるので、非ABS車用を用意します。
中古でマスターシリンダーを買えば、大抵プロポーショニングバルブも付いてくると思います。

必要なものそのB
・フロントブレーキパイプ(R)(H266-45-280C \1,450)
・フロントブレーキパイプ(L)(H266-45-320G \3,130)
・ブレーキリヤーパイプ(H365-45-410A \1,190)
前輪左右と、リアへ向かうブレーキパイプの3本です
マスターシリンダー近い右側パイプの設置は楽勝ですが、左側は知恵の輪状態になります。
パイプの通る場所をよく考えつつ、通して下しさい。
リアへ向かうブレーキパイプは、接続場所がマスターシリンダーの下辺りになるので、作業スペースが少なく苦労します。
ただ、後輪までパイプを引く必要が無いのが救いです(RE車は後輪までの交換かも)。

必要なものそのC
・非ABSのV6エンジン車用エバポパイプ(H266-45-712A \1,420)
チャコールキャニスターへと繋がるパイプです。
ABS付車とは形が違い、元のままだとフロントブレーキパイプ(L)と干渉します。

必要なものそのD
・フューエルフィルターブラケット(JF01-13-440 \640)
文字通り、フューエルフィルターを固定するブラケットです。
ABS付車では、フューエルフィルターがABSアクチュエーターのブラケットに固定されています。
アクチュエーターとブラケットを撤去すると固定する場所がなくなるので、このブラケットを用意します。
ABSアクチュエーターのブラケットを残すなら不要です。

挙げれば他にもあるのですが、最低限必要なものは以上です。
アクチュエーターを外すとメーター内のワーニングランプが点くので、バルブを抜いてしまいました。
ABSコンピューターが助手席キックパネル内にあるので、外してしまえばワーニングランプも消えるかもしれません(未確認)。

-ご参考-
マスターシリンダーを下から見たところです。
左側がABS付車用で、右側が非ABS付車用。
非ABS付車用には、右フロントブレーキパイプ用の接続穴があります。

-ご参考-
作業風景です。